COVID-19 東京都の感染者数プロファイルの解析
[7月8日]
Profile analyses of COVID-19 affected numbers in Tokyo [July 8, 2020]
本日7月8日発表分のデータの解析結果です。東京都発表の確定日別のデータは感染者数75名でした。7月7日は感染数が69名と少なくなり,6月30日と同じ数です。7月6日は75名,5日は91名へと少し増えました。
感染者数が少なかったため,矢印で示す"τ×平均2"値は実効再生産数0.25相当まで小さくなりました。この値は4月21日頃の値に近い小さいもので,減少の傾向が続いて欲しいものです。
計算,理論,説明などは,7月2日分(7月3日にアップ)をご覧ください。改訂してあります。
"τ×平均2"の値が,"τ×増加率"よりも小さい(下方の)時は収束の傾向(実効再生産数が減少),大きい(上方の)時はいっそう拡大の傾向(実効再生産数が増大)を意味しています。なお,"τ×増加率"自体も日々のデータに応じた最適化により,更新されていることにご注意ください。
K値については,"K値を厳密に取扱う"で示したように"τ×平均2"値を時間遅れで追随しています。時間の遅れは"τ×平均2"値に比して約4日で,これはK値が日増加数の"直近7日間の移動平均と等価"であることに対応しています。K値の特性と挙動をこのように示すことができ,これを指標とする利点が無いことから,これにて記載を終えます。
7月8日発表の東京都の確定日別データ(7月7日まで)に基づいています |
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