2020/07/20

COVID-19 東京都の感染者数プロファイルの解析 [7月20日]

COVID-19 東京都の感染者数プロファイルの解析

[7月20日]

Profile analyses of COVID-19 affected numbers in Tokyo [July 20, 2020]


東京都が本日7月20日に発表した感染者数は168名でした。確定日別のデータは19日が99名です。18日分は208(56名追加)名に増えました。

先週の月曜日発表の感染者数は119名でしたので,やはりますます増えています。

このブログで報告しているデータは,検査により陽性であることを医師が確認した日別の"確定日別"のものです。実際に感染してから医師の確認までは,少なくとも7日間程度の時差があるものと考えられます。

"τ×平均2"は"τ×増加率"ともに少し下向きになってきたようです。これらは,先に掲載した"COVID-19 感染者数プロファイルの概形"の図3の実効再生産数 RLe のプロットに対応します。実効再生産数が半分になる変曲点が感染者数のピークとなります。

ピークすなわち変曲点の日付が仮に8月5日だとすると,実際の感染のピークは7日前の7月29日の前となります。まだまだ変曲点の日付は誤差が大きいのですが,実際の感染のピークは来週の半ばとなりそうです。

実際に感染する感染ピークが来週の半ばならば,今週の連休から来週を気をつけて過ごしてはいかがでしょうか。するともう8月です。梅雨も明けて,学校は夏休み。4-5月の長い自粛に比べて,これでピークを乗り越えられるとしたら,自分達の身を守るためにも,皆さんどうしますか?


グラフの見方」は図の下方に挙げてあります。

7月20日発表の東京都の確定日別データ(7月19日まで)に基づいています [クリックで拡大]

計算,理論,説明などは,7月2日分(7月3日にアップ)をご覧ください。 

"τ×平均2"が,"τ×増加率"よりも小さい(下方の)時は収束の傾向(実効再生産数が減少),大きい(上方の)時はいっそう拡大の傾向(実効再生産数が増大)を意味しています。なお,"τ×増加率"自体も日々のデータに応じた最適化により,更新されていることにご注意ください。


グラフの見方

 
感染確定日データの日別の感染者数の累計が,"累計obs"です。ただし,最新の値で割って,最大値が1となるようにした"累計obs'"をグラフにプロットしています。

累計obsに合致するようにロジスティック関数を最適化し,最適化した関数による計算値が"累計calc"です。この値を最新の累計obsで割った"累計calc'"をプロットしています。

"日別obs"は,日別の感染者数です。最適化した関数から計算される日別の感染者数が"日別calc"です。

最適化した関数から計算される内的自然増加率 r から計算される実効再生産数が,"τ×増加率"です。ここでの τ (tau) は,感染者が感染させてしまう平均日数で,値は7を採用しています。初期の頃の"τ×増加率"に1を加えた数が基本再生産数に対応すると考えられ,第1波では2,第2波では1.55程度です。

日別の感染者数から見積もることができる,"τ×増加率"に相当する値について,素のデータが曜日ごとのばらつきが大きいため,7日間の移動平均をとった値が"τ×平均"です。第1波について"τ×平均1",第2波について"τ×平均2"としています。最新の3日間では7日間移動平均が適用できませんが,動向を把握するために,最新日は実際の値そのもの,前日では3日間の,前々日では5日間の移動平均を採用しています。そのため,最新日と前日の値の変動の幅は大きくなっています。

これら"τ×平均"は関数モデルが妥当ならば,"τ×増加率"に次第に合致するはずです。"τ×平均1"は第1波の"τ×増加率"によく沿っていて,"τ×平均2"は変化しながらも第2波の"τ×増加率"に追随しています。

"累計calc'""日別calc""τ×増加率"は日付を指定すれば計算できるので,数日後の値もプロットしています。

日別感染者数がピークに達するとき,"日別calc""τ×増加率"は変曲点に来ます。変曲点に来ると"τ×増加率"が初めのころの値の1/2となります。"τ×増加率""τ×平均"が次第に小さくなって,半分となる時期が感染のピークです。まだまだ先のようです。

"日別calc"はピークを挟んでグラフでは左右対称となります(偶関数です)。ピークの前と後では日別感染者数,および,その累計はほとんど同じ値になります。

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