2020/05/23

COVID-19 北海道の感染者数の推移と予測

COVID-19 北海道の感染者数の推移と予測

(2020年5月23日)

Logistic Growth Estimation for COVID-19 Pandemic in Hokkaido, Japan (As of May 21, 2020)


第2波が来たという北海道のCOVID-19新型コロナウィルス感染症の感染者数について,ロジスティック関数を最適化してみました。

今回は,ロジスティック関数Ni 2つの和Nを,累計のPCR陽性者数を感染者数として,これらに最適化しています。
      N = Sum i {Ni}
Nを累計calcとして,時間微分dN/dt を日別calcとしてグラフにプロットしてあります。 

最初の変曲点は3月3日(内的自然増加率は0.176),後の大きなピークの変曲点は4月24日(内的自然増加率は0.154)となりました。これらの間隔は52日間もあります。

大きなピークの変曲点は日本全体と東京よりもおよそ10日間の遅れで,全国的な感染が遅れて到来し,第2波のように現れたものでしょうか。

なお,感染者データの日付は,実際に感染が生じた日付からは少なくても7~9日間程度の遅れがあるものと考えらえます。よって,感染のピークは4月16日とその前後と推測できます。

報告されている感染者数データは,とても大きなばらつきをもっていますが,計算した関数は分布をよく反映していると思います。

用いたデータは5月21日までのものですが,関数の計算値は6月2日まで示してあります。

このまま今後も推移すると,北海道全体で感染者数がすぐに1~2人になりそうです(既になっている?)。今後の感染者数の推移が,緑の実線よりも大きい傾向を示せば,新たなクラスターの発生など,今までと異なるトレンドに入った可能性を示唆します。

Data source: 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報 北海道オープンデータポータル www.harp.lg.jp/opendata/dataset/1369.html

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